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太陽光発電システム購入の注意点! お役立ち講座③

ぽちっと
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こんにちは。  自然エネルギー推進活動担当の鳥殿です。


本日は、太陽光発電の基本的なシステムと保証について、お話します。

太陽光発電は、

①太陽光パネル(またはモジュール)
②パワーコンディショナ
③設置架台
④ケーブル類、モニター

で構成されています。

この4つが上手く機能して、太陽光が発電されることは皆様もよくご存じのことと思います。

太陽光発電システム購入の注意点! お役立ち講座③_e0061092_11362589.jpg


しかしながら、この4つを

A. 1つのメーカーで全て供給する会社
B. ①②④で1つのメーカー、③で1つのメーカーと2社に分けて供給する会社
C. ①で1つのメーカー、②④で1つのメーカー、③で1つのメーカーと3社に分けて供給する会社

があります。


これらには、どういったメリット、デメリットがあるかご存知でしょうか?
ちょっと難しいお話になりますが、ご容赦ください。


まず、Aの場合は、国内主要メーカーがこのタイプにあたります。

パナソニック、シャープ、三菱、京セラ等です。
いずれも家電メーカーですので、①②④は価格は安いが、③はOEM供給のため、価格は高めになります。
総合的な価格は高めですが、太陽光発電システムとして、トータル保証を行ってくれます。
太陽光パネルの発電能力やパワ-コンディショナの変換能力はもちろん、システム全体のメンテナンスも可能です。保証は10年~15年(パネル能力保証は20年)
パナソニック10年保証
三菱10年・20年保証
シャープ15年保証
京セラ10年保証

次に、Bの場合は、架台製造業者さんや、屋根材施工専門業者さん(一部)がこのタイプにあたります。

また、最近では、逆のパターンで、①②④が主力の海外パネルメーカーの販売代理店であったり、海外メーカーの許可を得て、同ブランド名で国内生産を始めたところもあります。

前者は、Aとは逆に架台が安く、その他の機材は別業者から購入するため、架台保証と、その他の保証が別になります。Aより価格は安いが、保証範囲が限定されます。(太陽光パネル能力保証は20年、パワ-コンディショナの変換能力10年等)

後者は、国内主要メーカーと同じ状況ですが、ほとんどの場合①②④の価格は国内主要メーカーよりは安価になっています。

サンテック太陽光保証

さらに、Cの場合は、商社経由の場合が多くなります。
太陽光パネルの多くは、海外製(アメリカ、中国、ドイツ、フランス、インドネシア等様々です)
③は国内架台製造業者さんから、②④は国内メーカーで価格が低く抑えられるところから仕入れて販売します。
価格はA,Bに較べて、最も安くなる可能性が高くなります。但し、保証については、「太陽光パネル能力保証は20年」のみです。その他の機材や、架台については1年保証というところがほとんどです。

サンパワーモジュール保証
カナディアンソーラー25年保証

長々と説明致しましたが、私は太陽光発電を設置する上で、一番の問題点は、
買取年数であると、思っています。

ちょっと古い記事ですが、こういった事例も

どの業者さんも設置費用が、10年間または、20年間でどのように償却し、年間どのくらいの効果が出るかシミュレーションされると思いますが、これらは、「買取年数の間に安定的に太陽光を発電・変換し、売電出来た場合」という条件が満たされなければなりません。この条件をクリアし、かつトラブルの際には、速やかに電力会社と協議ができ、速やかに太陽光発電に関連する機材の点検、発電開始が行われることが、消費者にとって、最も安心ではないかと思います。


国内における電気のA(アンペア)数、Hz(周波数)、電圧V(ボルト)数は日本固有のものであり、海外のそれとは、大きく異なります。さらに、各電力会社さんで、低圧電力供給、高圧電力供給の条件が異なるため、これに即対応できるのは、国内のメーカーになります。



また、問題が発生した際に、1つのメーカーで構成されたシステムであれば、1社でスピーディに解決できますが、複数メーカーで構成されたシステムの場合、各メーカーが自身の機材の問題点を否定したり、他社機材の能力を疑ったり、点検の手配を取り忘れたりすると、問題が生じたまま長期間放置される結果になりかねません。

海外メーカーの場合は、倒産の可能性が否定できません。近年は価格競争が激化し、海外メーカーの多くが倒産に追い込まれる状況は珍しくありません。国内メーカーの場合は雇用や、経済影響を怖れて国が救済に乗り出すことも考慮されますが、海外メーカーの場合は、こういった救済措置はありません。


以上のようなことを勘案すると、システム購入においては、Aの方法で、かつ国内主要メーカーが消費者にとってもっとも安心な選択と言えるのではないでしょうか。




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by advniihama | 2013-04-12 11:36 | よもやま話